アルミって「どこに」使われているの？（アルミの用途）

①食料品

・アルミ缶(CAN)
熱伝導率の良さを活かして幅広い飲料缶として使用されています。
廃プラスチック問題によりペットボトルから、 リサイクル性が高いアルミ缶への切り替えの動きもあります。

・食品の包装
毒性がなく無害・無臭で衛生的な素材であること、 また、表面が美しく気密性が高いアルミ箔は食品(医薬品)の包装に使用されています。

②輸送機器

・乗用車
バンパーの芯材(押出形材)、ホイール(鋳造)、熱交換器(ラジエーター、エアコン)など様々な部品に使用されております。
アルミを使用することで、車両を軽量化し燃費向上を実現。その結果、CO2削減に繋がっております。 また、乗用車以外にも多くの輸送機器にアルミは使用されています。
（アルミが使用されている輸送機器：鉄道車輌、飛行機、船舶など）

③建設資材

・サッシ
耐食性、耐候性があり加工性が良いこと、そして軽量で窓の開閉に負担をかけないことから 多くのサッシ（窓枠）にアルミが使用されています。

・カーテンウォール(外壁パネル)
軽量のため建築物への荷重を軽くすることができ、建築物への負担減になることから 高層ビル等の透明な外壁・カーテンウォールに使用されています。

④その他

・印刷版（PS版）
親水性が高く軽量、陽極酸化皮膜を形成して表面に疵が付きにくく固いことから 印刷版の支持体としてアルミ板は印刷会社・新聞社などで使用されています。

・スクリュー缶と金皿
加工性の良さからリップバーム、リップグロス、保湿クリームなどを入れるスクリュー缶や、 ファンデーション、アイシャドウ、チークなど化粧品を入れる金皿に使われています。

・ノートパソコン・スマートフォン
軽くて丈夫、表面処理も施せるアルミはタブレットを含めモバイル端末のボディに使用されています。
パソコンの中にあるハードディスクや電池にも使われています。

・消火器
インパクト成形による一体成型が可能で、腐食による圧漏れや破裂のリスクがないことからボディに使用されています。 またアルミの素材を活かした表面処理により、美しく鮮やかな仕上げが可能です。

（補足）◆インパクト成形とは？
素材をプレスして、一工程(一打)で「継ぎ目が無い底筒型」の形状を成形する加工方法。