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ベース ②『アルマイト処理について』



②『アルマイト処理について』
『アルミと腐蝕について』

元来アルミは表面に酸化皮膜を形成します。
この酸化皮膜は絶縁性を有しており、酸化しにくい性質を持っております。
しかし自然発生する酸化皮膜は非常に薄く、水分や異物が付着すると、そこから腐食が進行してしまいます。

その為、例えば外でアルミをそのまま利用する場合、
雨等に含まれる成分が滞留すると腐食性水溶液に変質し、その水溶液が酸化皮膜を破壊してしまい、そこから腐食する恐れがあります。




『アルマイト処理について』

簡単に表現すると、わざとアルミ材の表面に酸化皮膜を形成する処理です。
つまり、人工的にアルミを酸化させ自然に発生するものよりも厚く丈夫な酸化皮膜を作る処理。
メッキや塗装との違いは、表面にだけでなく内部にも浸透皮膜を同じだけ生成することです。
アルマイト処理を行うことで、耐摩耗性、耐腐食性、絶縁性が向上されます。




『アルマイト処理の工程』

アルミ材を固定する治具にプラス電極をつなぎ、洗浄・エッチングを経て
アルミ材を硫酸やシュウ酸などの電解液に浸し電流を流します。
電流を流すことで、アルミ材に酸化皮膜を形成させます。
この際、皮膜に微細な穴が生じるので、これを塞ぐ為の封孔処理をいくつかの方法で行い、
強固な皮膜とします。



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