地金メルマガ・2021.04.15号(バックナンバー)
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■2021年03-04月 海外市場と経済の概況■
◎前回までの振り返り
2020年
2月、WHOが新型コロナ流行をパンデミックと表明
コロナショックで株価乱高下、
NYダウ過去最大下落幅を更新
3月半ばトランプ大統領が国家緊急事態宣言表明
東京五輪1年延期を決定
4月7日、安倍首相が緊急事態宣言を発令
4月20日NY原油、史上初のマイナス価格
4月米国失業率、戦後最悪の14.7%
6月、米NY株式市場のナスダック総合株価指数が史上最高値を更新
7月、米中対立。互いに相手国の総領事館を閉鎖
8月、安倍晋三首相が辞任
9月 菅義偉内閣が発足
2021年
1月 米国第46代大統領にジョー・バイデン氏就任
2月 日経平均株価30年半ぶりに3万円台に回復
LMEアルミ3M(AVE)
1月【$2,005.1】↘
2月【$2,085.4】↗
3月【$2,212.2】↗
【3/30~4/05】
(相場と国際ニュース)
銅相場は、先週より下落傾向。
ロンドン金属取引所(LME)の銅3ヶ月先物価格は$8,700/t台を推移しており、先週より4%下落しております。
アルミは先週からあまり変わらず。
アルミ3M、4月1日は【$2,236.5/t】でした。
世界の株式時価総額が上昇しております。3月末時点で、約106兆ドル(1京600兆円)となり、過去一年で約6割増加しました。
WHOの国際調査団は中国科学院武漢ウイルス研究所からウイルスが漏洩した説を否定する調査結果を、中国側との共同報告書の形で発表しました。
これに対し米国をはじめとした14ヵ国は透明性や独立性を問題視する懸念を表明しました。
(国内ニュース)
31日、UACJのアルミ板加工拠点の1つである日光製造所(※1)が88年の歴史に幕を引きました。
UACJが進める構造改革の一環として19年に閉鎖されることが決定されており、ここで運用されていた圧延機2機は子会社で現在も利用されております。
日本国内のフリーランス人口が昨年よりで57%増加し、1670万になったことを、人材仲介のランサーズが発表しました。
メルカリは4月下旬に暗号資産やブロックチェーンに関する事業を行う子会社「メルコイン」を設立すると発表しました。
投資資産としてだけでなく、自社の決算サービス「メルペイ」でも利用できるようにする予定です。
【4/6~4/12】
(相場と国際ニュース)
銅相場は先週から微増。
LME銅3Mは、$8,900/t台を推移しております。
アルミ相場は大きな変化はなく、LMEアルミ3M、4月8日は【$2,280.0/t】でした。
韓国大手のLG電子がスマホ事業からの撤退を発表しました。
今後はスマートホーム製品やEV向け部品等の成長分野に注力すると声明を出しております。
12日、インドでは新型コロナウイルス感染者数が過去最高の16万8912人となり、累計1353万人に達しました。
感染者数はブラジルを抜き、世界で2番目となっております。
イギリスでは新型コロナウイルスのワクチン接種が高齢者を中心に進められており、人口の約半数である3100万人以上が1回目の接種を受けております。
感染者数も減少傾向で、11日では新規感染者数は1730人となり、昨年9月2日以来の最小値です。
(国内ニュース)
8日、政府は大阪・兵庫・宮城に加え、東京・京都・沖縄に対して「まん延防止重点措置」を適用しました。これにより、4月12日から飲食店の営業時間を午後8時までに短縮するように要請しております。
8日、セブンとローソン、コンビニエンスストア大手2社が2021年2月期の連結決算を発表しました。どちらも減益傾向であり、セブンは純利益が2割減、ローソンは6割減でした。
【お知らせです】
次回のニッカル地金メルマガは、
4月28日(水)配信予定となります。
次回も、どうぞよろしくお願い致します。
(04月15日付 小野寺 辰之)
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■なるほどニッカルキーワード■
※1.日光製造所
1933年に旧古河電工のアルミ圧延工場として操業。
戦前・戦時中は戦闘機の機体向けとしてジェラルミンを生産。
古河電工の軽金属事業部が経緯を得てUACJになる間に、溶解鋳造や圧延工程を停止。自動車熱交換器材のスリット加工工場の役割で稼働していた。
※ 2.フリーランス
フリーランス協会の定義は「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」である。
フリーランスは大きく2種類に分けられており、個人事業主やすきまワーカーの様な独立系フリーランス、組織に雇用され隙間時間を使い個人名で仕事をする副業系フリーランスがいる。
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