【高強度高成形性アルミ材料N532の特徴】
- 強度が高く、加工硬化度が大きいので成形加工後の変形が少ない。
- 限界絞り比が高く、深絞りが可能。
- 伸びの異方性がないため、様々な形状に成形可能。
- ストレッチャーストレインマークが現れにくく、同じ5000系材より微妙な形状の成形可能。
- 組立て用の突起を縁仕上げと同時に成形、さらにその突起を曲げ加工することが可能。
- 1000系材に比べハンドリング時の損傷が少なく歩留向上が期待できる。
【高強度高成形性アルミ材料N532の用途】
- 各種成形品
- 携帯機器のアルミ外装ボディ
- アルミプレスルーフ
【高強度高成形性アルミ材料N532の機械的性能・特性】
合金名 |
調質 |
機械性能 |
成形性 |
電気
伝導度
IACS% |
表面処理性 |
引張強さ
N/mm2
|
耐力
N/mm2
|
伸び
% |
絞り性 |
張出し性
mm |
化研性 |
アルマイト性 |
N532 |
0
H32 |
270
300 |
140
230 |
30
14 |
2.20
2.11 |
9.2
5.6 |
34
34 |
○
○ |
○
○ |
1050 |
0
H24 |
80
120 |
30
110 |
40
15 |
2.00
2.05 |
9.5
6.5 |
60
60 |
○
○ |
◎
◎ |
N532 |
0
H34 |
190
240 |
90
210 |
25
10 |
2.08
2.10 |
8.5
5.5 |
38
38 |
△
△ |
○
○ |