地金メルマガ・2021.09.16号(バックナンバー)
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■2021年08~09月 市場の概況■
◎前回までの振り返り
2020年
4月7日、安倍首相が1回目の緊急事態宣言を発令
8月、安倍晋三首相が辞任
9月 菅義偉内閣が発足
2021年
1月 米国第46代大統領にジョー・バイデン氏就任
2月 日経平均株価30年半ぶりに3万円台に回復
3月 新型コロナのワクチン接種が日本で開始
4月 日米首脳会議がワシントンで行われる
6月 G7首脳会議が開催
7月 東京オリンピック開幕
8月 東京パラリンピック開幕
LMEアルミ3M(AVE)
6月【$2,445.6】↘
7月【$2,504.1】↗
8月【$2,601.8】↗
【9/1~9/6】
銅相場は先週と大きな変化はありませんでした。
9月3日は、8日27日の【$9,345.0/t】から約0.02% 上昇の、【$9,372.0/t】でした。
アルミ相場も銅相場と同様あまり変化はなく、9月3日は8月27日の【$2,655.5/t】から
約1%上昇の【$2,703.5/t】でした。
【9/7~9/13】
銅相場は先週からわずかに上昇しました。9月10日は9月3日の【$9,372.0/t】から約1.7%上昇した【$9,533.5/t】でした。
LMEアルミは大幅に上昇しました。
9月10日は3日の【$2,703.5/t】から7.5%上昇の【$2,907.5/t】でした。
アルミは13年ぶりの高値圏となっております。
背景として、中国の脱炭素対応による電力使用制限が続き、アルミ精錬工程に支障が生じていることが相場の強材料となっています。
また、南アフリカのギニアの政情不安も上昇要因となっております。
ギニアはアルミ原料であるボーキサイトの埋蔵量が世界一であり、最大のアルミ生産・消費国である中国への最大の供給国であります。
(詳細は右面国際ニュースにて)
【お知らせです】
次回のニッカル地金メルマガは、
9月30日(木)配信予定となります。
次回も、どうぞよろしくお願い致します。
9月16日付 小野寺 辰之)
※地金メルマガバックナンバーはこちらから
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■国外ニュース・国内ニュース■
【9/1~9/6】
(国際ニュース)
米テキサス州で、人工妊娠中絶の大半を禁止する州法が施工されました。
胎児の心拍確認後(通常妊娠6週目ごろ)は中絶ができなくなると解釈されており、近親相姦や性的暴行による妊娠についても例外として認めていません。
仏のパリにて、市内ほぼ全域の道路の制限速度が、原則時速30キロとなりました。背景として環境対策などが挙げられており、以前からすでにパリの60%の地域で適応されていました。
(国内ニュース)
菅義偉首相は、自民党総裁選への不出馬を表明しました。
今月30日には首相の総裁としての任期が満了となります。
次回の総裁選は9月17日告示、29日投開票の日程で実施されます。
5日、東京パラリンピックの閉会式が行われました。
次回の五輪開催地はパリであり、2024年7月26日に開催予定です。
【9/7~9/13】
(国際ニュース)
現在ギニアではクーデターが発生し、大統領が拘束されています。
ギニアはボーキサイト主要産地国であり、世界シェア14%を占めております。
世界3位のアルミメーカーであるロシアのルサールもギニアにアルミ精錬所を有しており、総生産量の内の42%を占めるため、今後の生産活動への影響度合いが危ぶまれています。
(国内ニュース)
みずほ銀行で今年7度目のATM障害が発生しました。
前回8月のシステム障害に関する調査報告書が8月31日に金融庁に提出されてから、1週間後の出来事です。
農林水産省は8日、輸入小麦の政府売渡価格を決定しました。
5銘柄加重平均で4月期と比べ19%増の61,820円/tでした。
背景として、「高騰した、とうもろこしに代替する飼料用需要の増加」「米国北部やカナダ南部の日本向け小麦産地において、高温乾燥による作柄の悪化」「海上運賃の上昇」などが挙げられます。
内閣府が発表した4月~6月期のGDPの改定値は、前期比0.5%増、年率換算で1.9%増でした。
内訳として企業の設備投資が2.3%増、輸出は2.8%増、個人消費は0.9%増となっております。
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