地金メルマガ・2021.05.13号(バックナンバー)
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■2021年04-05月 海外市場と
経済の概況■
◎前回までの振り返り
2020年
2月、WHOが新型コロナ流行をパンデミックと表明
コロナショックで株価乱高下、
NYダウ過去最大下落幅を更新
3月半ばトランプ大統領が国家緊急事態宣言表明
東京五輪1年延期を決定
4月7日、安倍首相が緊急事態宣言を発令
4月20日NY原油、史上初のマイナス価格
4月米国失業率、戦後最悪の14.7%
6月、米NY株式市場のナスダック総合株価指数が史上最高値を更新
7月、米中対立。互いに相手国の総領事館を閉鎖
8月、安倍晋三首相が辞任
9月 菅義偉内閣が発足
2021年
1月 米国第46代大統領にジョー・バイデン氏就任
2月 日経平均株価30年半ぶりに3万円台に回復
LMEアルミ3M(AVE)
2月【$2,085.4】↗
3月【$2,212.2】↗
4月【$2,333.3】↗
【4/27~5/3】
(相場と国際ニュース)
銅相場は、先週から増加傾向です。
ロンドン金属取引所(LME)の銅3ヶ月先物価格は4月末時点で1万ドル/t目前となっております。
アルミは先週から約10%増加し、LMEアルミ3M、4月30日時点で【$2,438.0/t】でした。
全世界でのコロナ感染者数が累計で1億5千万人を超えました。
世界最多のアメリカは3,250万人で感染者の総人口比割合は10%です。
日本は60万人で、人口比割合は約0.5%です。
インドでの新型コロナウイルスの感染拡大の増加により、日本車メーカーのスズキやホンダが生産を一次停止しました。
病院では医療用酸素が不足しており、工業用酸素を医療用に回す指示を出し、工場等の操業に影響が広まっております。
(国内ニュース)
チケット販売大手企業「ぴあ」によると、2020年3月から21年2月までの業界全体の入場料収入が8割消失したとの推計を明らかにしました。
【5/4~5/10】
(相場と国際ニュース)
銅相場は,先週から高値域のまま。5月第一週にLME銅3Mは$10,000ドル/tを越えました。
アルミ相場は2018年以来の高値水準となる$2,500/t台に近づいており、LMEアルミ3Mは5月6日で【$2,476.0/t】でした。
背景として、中国が環境汚染対策によ、老朽化した非効率の石炭火力による国内製錬所を閉鎖する見込みであること。また、ボーキサイト(アルミの原材料)の主要産国であるオーストラリアと中国の関係悪化による不安が影響を及ぼしていると見られています。
「マールボロ」や「ラーク」等が有名である、たばこ大手企業のフィリップ・モリス・インターナショナルは、10年以内に日本で紙巻たばこ(※1)の販売から撤退する方針を表明しました。今後は加熱式たばこ(※2)に注力する予定です。
現在、「ウッドショック」と呼ばれる世界的な木材不足により、加工木材の供給に影響が出始めております。
コロナ過によりアメリカで住宅の着工数増加や、海上輸送のコンテナ不足によって、木材価格が高騰しております。
(国内ニュース)
緊急事態宣言が5月31日まで延長されます。現在の実施区域は、東京・京都・大阪・兵庫・愛知・福岡の計6自治体です。
東京都は緊急事態宣言の延長にあわせ、人の流れの抑制の為、7割以上の従業員が週3日、3ヶ月以上テレワークを行った中小企業に対し最大で80万円の奨励金を支給する事業を始めました。
家具・雑貨大手の「ニトリHD」が外食事業に参入しました。
低価格ステーキ店を東京に家具・雑貨店と併設する形で出店し、集客面で相乗効果を期待し、外食事業単独で利益を出せる規模の拡大を狙います。
【お知らせです】
次回のニッカル地金メルマガは、
5月27日(木)配信予定となります。
次回も、どうぞよろしくお願い致します。
(05月13日付 小野寺 辰之)
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■なるほどニッカルキーワード■
※1.紙巻たばこ
刻んだたばこの葉を紙で巻いた使い捨てのたばこ製品。フィルターシガレットと呼ばれる主流の紙巻きたばこは、「刻(きざみ)」、「巻紙」、「フィルター」、「チップペッパー」と呼ばれるパーツで構成されている。
※2.加熱式たばこ
たばこ葉を焼却させず、過熱により発生する蒸気を楽しむ製品。加熱式でもニコチンは発生する。
また、電子たばこは、たばこ葉を使用しておらず、国内では「たばこ製品」として販売していない。
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