地金メルマガ・2021.03.04号(バックナンバー)
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■2021年02月 海外市場と経済の概況■
◎前回までの振り返り
2020年
2月、WHOが新型コロナ流行をパンデミックと表明
コロナショックで株価乱高下、
NYダウ過去最大下落幅を更新
3月半ばトランプ大統領が国家緊急事態宣言表明
東京五輪1年延期を決定
4月7日、安倍首相が緊急事態宣言を発令
4月20日NY原油、史上初のマイナス価格
4月米国失業率、戦後最悪の14.7%
6月、米NY株式市場のナスダック総合株価指数が史上最高値を更新
7月、米中対立。互いに相手国の総領事館を閉鎖
8月、安倍晋三首相が辞任
9月 菅義偉内閣が発足
10月 「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開
2021年
1月 米国第46代大統領にジョー・バイデン氏就任
2月 日経平均株価30年半ぶりに3万円台に回復
LMEアルミ3M(AVE)
12月【$2,028.9】↗
1月【$2,005.1】↘
2月【$2,085.4】↗
【2/16~2/22】
(相場と国際ニュース)
2月18日はロンドン金属取引所(LME)銅3ヶ月先物価格は、先週より約4%増の$8,600/tでした。
8年ぶりの高値になっています。
アルミも同じく小幅の続伸です。LMEアルミ3Mは2月18日【$2,161.0/t】でした。
19日、NASA(※1)の火星探査車パーサビアランスが火星に着陸成功しました。NASAは探索車より撮影された画像を公開しました。
WTO事務局長にオコンジョイウェアラ氏が3月1日に就任します。
初の女性トップの就任で、任期は2025年8月までです。
(国内ニュース)
国内初となる新型コロナウイルスのワクチン接種が17日より始まっております。全国100か所の医療機関の従事者約4万人から接種を開始しております。
経済産業省は、紙の手形を2026年を目途に廃止を目指す方針を示しました。
受注側企業の資金繰り負担の軽減が狙いで、産業界や金融界に自主的な高度計画の策定を要請する予定です。
ユニクロやGUを運営する「ファーストリテイリング」がZARAを運営する「インディテックス」を抜いて、アパレル業界で時価総額(※2)が世界1位となりました。
【2/23~3/1】
(相場と国際ニュース)
銅相場は上昇を続け、2月25日にはLME3M【$9,562.5/t】となりました。$9,000台は9年半ぶりです。(ちなみに過去最高は2011年2月の$10,148/t)
アルミは2018年以来の高値となっています。LMEアルミ3M、2月26日は【$2,206.5/t】でした。
米国はコロナによる死者数が累計で50万人を突破しました。
米食品医薬品局(FDA)は、米ファイザーと独ビオンテックの共同開発ワクチンの保管温度基準を緩和すると発表しました。
これにより通常の冷凍庫で最長2週間の保管が可能になります。
24日、ホンダの米子会社「ホンダ エアクラフト カンパニー」は小型ビジネスジェット機(※3)「ホンダジェット」の2020年度納入数が31機となり、同クラスで4年連続の世界首位であることを発表しました。
(国内ニュース)
昨年の新型コロナウイルスの国内死者数は約3,500人に対し、インフルエンザでの死者数は約2,500人(前年比約2,000人減)でした。
年間死亡者数では11年ぶりの減少で、前年より約1万人減の約138,5万人でした。
昨年の国内出生数は、約87万人で過去最低を更新しております。
25日、LCC会社のエアアジア・ジャパンが東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。
新型コロナウイルスによる乗客減少での経営悪化の為です。
【お知らせです】
次回のニッカル地金メルマガは、
3月18日(木)配信予定となります。
次回も、どうぞよろしくお願い致します。
(03月04日付 小野寺 辰之)
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■なるほどニッカルキーワード■
※1.NASA
(National Aeronautics and Space Administration)
1958年に設立された米国の連邦政府直轄の宇宙開発機関。
人類初の月面着陸を達成したアポロ計画を実行した機関として有名。
本部はワシントンにあり、ケネディ宇宙センター、ジョンソン宇宙センター等、複数の施設を管轄している。
※ 2.時価総額
その日の市場の株価を時価といい、それに発行済みの株式数をかけた数値である。
一般的に時価総額が大きい=企業規模が大きいと考えられる。
※3.ビジネスジェット
公共の交通機関ではなく、企業や個人がビジネス用に利用するジェット機。
乗員は最大で約20名程度。
直行便での乗り換えがなく、保安チェックなどが無い為、大陸を短時間で移動する米国などで需要がある。
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